みなさん、はじめまして。
現在、息子が都内私立中高一貫校に通っている逢沢です。
オリンピックの開催を2020年に控えた、国際都市東京の英語教育事情を、数回にわたって話題にしていきたいと思います。
英語が入試科目に
今日は2月3日、息子が通う学校でも合格発表がありました。
息子の学校は、国社算理の4教科入試ですが、今年は都内の私立学校でも、英語を入試科目として選択できる中学校、がずいぶんと増えてきています。来年はさらに増えるという予想がなされています。
英語学習の低年齢化と国際バカロレア ディプロマ プログラム
小学校で英語が教科に格上げされるのをきっかけに、これからますます英語学習の低年齢化、学校と英語塾やオンライン学習を併用するなどの複線化が進んでいくでしょう。
検定試験も低年齢化が進み、2014年には英語初学者を対象とした国内初のTOEFL Primaryテストも実施されました。
一方、中等教育に目を向けると、東京では公立高校で全国初となる、都立国際高校の国際バカロレアディプロマプログラム(IBDP)の入試が行われました。
国外大学進学だけでなく、国内の大学もディプロマプログラム修了資格を入試で評価する学校が毎年増加しています。
英語教員免許の授与条件の緩和も
政府の目標はディプロマコースを200校に設置するというものですが、それに伴い外国人への教員免許の授与条件も緩和されるようです。
また、外国人だけでなく、すでに大阪では、TOEFL iBTで100点を越えた教員希望の方に、特別免許状を発行しています。もはや、英語科の先生だけでなく、多様な人材を登用して、国際社会で通用する英語力を身につけさせようとする動きがはじまっています。
とはいえ、小学校の先生方で、第二言語習得法を身につけている先生は、まだまだあまりいらっしゃらないと思われます。
それでは、子どもに生きた英語力を身に付けさせるためにどのような選択肢があるか、次回以降にご紹介していきたいと思います。