Speaking & Writing
みなさん、こんにちは、逢沢です。
東京はだいぶ暖かくなり、早咲きの桜の中には、花びらを散らせているものもあります。
平均が中学校卒業レベル
さて、先日、文部科学省の調査で、高校卒業生の平均的英語レベルが、「話すこと」「書くこと」については、中学校卒業レベルにとどまっている、というニュースリリースがありました。
日本経済新聞社「日本の高3、英語力は中卒程度 「書く・話す」苦手」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H0H_X10C15A3CC0000/
さらに衝撃的なことは、6割の生徒が「英語」が嫌い、という調査結果でした。
伝わるという実感を伴わない「英語」の授業
世の中にカタカナ英語があふれ、アーティストが奏でる楽曲の中にも多くの英語ほかの言語が含まれているし、CMを見ても外国人が登場するCMは珍しくありません。
学校で学ぶ「英語」が、使えるあるいは伝わる、という実感を伴わないからではないだろうか、と思いました。
コミュニケーション力を育て切れない英語教育
この春に中学校2年生となる息子には、日本語英語を問わず、自分の考えを周りの人へデリバーできるコミュニケーション力をつけてもらいたいと思っています。もちろん、多くの保護者の方は、同じように思われていることでしょう。
ただ、私自身もそうだったのですが、中学校から大学2年生まで学んだ英語が果たして実践的だったか、と言われれば疑問を持たざるを得ません。
自分自身も海外出張で英語でコミュニケーションする機会があり、そこで考え、自ら発した表現や、相手の表現を自らに取り込んだことが、一番の学びだったと思っています。
もちろん、「生徒が悪い」のではなく、「生徒ができない」のではなく、教え方が「できなくさせている」、「嫌いにさせている」のでしょう。
リッチな環境を用意する
speakingとwritingは、自らの考えをデリバーするための手段です。
コミュニケーション力を育てるには、考えを伝える相手がいることも含めて、環境をリッチにすることが必要ではないでしょうか。
日本の学校教育の中で、その環境が用意できないのであれば、海外でその環境を用意する、というのは選択肢の1つとして考えられると思っています。