インドより途上国の教育について

こんにちは。インドです。

新聞に載らない犯罪

周りで起きている「新聞に載らない犯罪」を追ういると気が滅入ります。

日本のニュースでも取り上げられましたが、確かにレイプは頻繁に起きているようです。
先日も少し書きましたが、トイレ事情が悪く身分の低い家庭にはトイレがないので、外で用を足す時に狙われてしまうようです。
女性は人としてみなされない場合もあるようです。

また、そのほかも、ワイフに悪い噂が立ったから、借金を払いきれなくなった、高額の利息を請求されて腹が立った 等、理由は様々ですが、灯油をかけて火をつけたり、大勢で刃物で襲ったりする事件が後をたちません。

「ラッキー」な低額所得者の場合

一般的な「ラッキー」な低額所得者は月給が3万円程度。
それで時には3家族(自分の家族、奥さんの両親、自分の両親)を養っていたりします。

稼いだお金を「計画的に使う/計画的に貯める」等という考えはあまりないようで、たまにボーナスが入ったりすると(こちらから見て)不要な物を買って喜んでいます。

計画性がない分、翌月には「子供の学校の月謝が払えない」等という事態になり、高金利の借金をするような事が日常的に起こっています。

 教育が十分ではないから?

すべては教育が十分でないからだと思われます。

女性は自分で考える事を悪と教え込まれ、「考えずに主人に従う」事が良いとされるようです。
だから自然に「考える」という行為がなされなくなり「言われたこと以外」は何もしない習慣が身についてしまいます。

また「先のことよりも目先のこと」しか見えず、アクセサリーを12分割で買い、ほかの支払いに影響を及ぼしたりします。

教育は自らを変えるパワーを育てる

日本人として外から見ていると、救ってあげたくなる気持ちが芽生えてしまいますが、本人達には、私の言っている本質を理解する能力がありません。
それが残念です。

自らを変える力、を持てる事はパワーです。

教育とはそのパワーを育てる術であり、途上国に必要なのは何よりも教育だと思い知らされる毎日です。

 

Tomoko, India
Author: Tomoko, India

ハワイの短期大学卒業後、アメリカの映画会社に約20年勤務。 国際結婚後、ニューヨーク→ロンドン→東京→インドと各地を転々としつつ 現在5歳の双子と2歳の女の子3人の子育てに奮闘中。 

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