教育
前回は、子供の教育費が無償なことをお話ししましたが、今回は大人の福祉について取り上げてみます
ここ数年の景気の悪さは、フィンランドでも同じで、転職する人もかなり多いです。
全く新しい職種に就くためにもう一度大学に進学したり、専門学校に通い時始める人が多く、大人だからと言って特別に授業費が高くないからです
大学の学費も日本と比べると、入学費くらいです 。
フィンランド人が、大人になった18歳で学資ローンで自立し一人暮らしを始めるのも
住居手当がでるからです。
医療
子供の定期検査は、町医者で無料で診てくれます。
大人も同じ町医者に行きますが、年間手数料を2,000円支払うだけで、診察料は別にとられません。
入院しても、一日の入院費が決まっていて診察や治療によって、余分に診察料がかかるわけでもありません。
でも、これはフィンランドのマイナンバーがあればの話で、旅行で来られても町医者に診ていただけないので、開業医に行かなければいけません
緊急の治療や診察が必要な時、フィンランド人も開業医に駆けつけることもありますが、
15分程度の診察で、国の補助を受けた後でも15,000〜20,000円かかります。
町医者の紹介を頂き大学病院で3〜4時間の診察待ちを避けるため、高いお金を払っても開業医に行く人もいます。
私も、主人が出張中で子供が熱を出したときなどは、仕方なく開業医に予約をします。
歯医者
フィンランドでは、歯の治療が高くいい先生を選ぶのも大変です
町医者が診てくれる地域の健康センターにも歯科医がいますが
他の福祉
小学校が2km以上離れている場合には、タクシーで学生が乗り合わせて登校しています。
市も節約しているのでしょうか、娘の小学校はちょうど2kmくらいしか離れていないので去年からタクシーがお迎えに来てくれなくなりました。