6歳以上であれば、一部私立小学校からは留学(F-1)ビザ取得に必要な書類が出ます。このため、こどもだけで学生ビザを取ることが可能です。

とはいえ、少なくとも小学生のうちは、保護者が一緒にハワイで暮らす必要があるでしょう。
この場合は保護者がどの様なビザを取るかも考えなければなりません。

小学校選びのポイント

年齢
日本でも義務教育の期間と重なっているため、よく考える必要があります。また、英語力によってはESLクラスに入るか、一つ下の学年のクラスに入るなどの対応が必要となります。
期間
小学校の授業について行くレベルの英語力を身に付けるためには、最低でも2年程度の期間をお考え下さい。
時期
私立小学校の新学年度は8月中旬から始まります。ここをめざして準備して下さい。
場合によっては、早めにハワイに渡航し、私立小学校のサマースクールや語学学校でレッスンを受けるなどすれば、新学期への移行がスムーズに行くかもしれません。
2学期の始まる1月や期中での受け入れをしてくれる学校もあります。
5月が学年度末になるため、4月、5月の受け入れはかなり限られてきます。
小学校選び
学生ビザをとる場合、私立の小学校が対象となるため、選択肢は多くはありません。裕福な子女が通う学校が多く、レベルは比較的高いのが特徴です。
授業料は通年で$9,000〜$12,000程度のところが多くなっています。指定の制服がある学校もあります。
非常に限られた一部の小学校では、ESLのクラスを設定している学校もあります。

ESL/ELLのある私立校

小学校留学の準備

英語教育
小学校の授業について行けるだけの基礎的な英語力が求められます。目安として、小学校低学年で英語検定4級、高学年で英語検定3級の英語力が必要になってきます。
予防接種
現地での予防接種は、金銭面でも、健康面でも不安が多いもの。出来る限り、日本での接種をおすすめします。特にB型肝炎は日本では必修ではないので注意が必要です。詳しくは予防接種のページをご覧下さい。
親の英語力
子どもの状態を把握し、問題を早期解決するためには、小学校の先生とのコミュニケーションが欠かせません。せっかくのハワイ、親は親で英語力に磨きをかけましょう。詳しくは語学学校のページをごらん下さい。

公立校

学生ビザを含め、保護者が何らかのビザを取れば、お子様はお住いの学区内の公立校に通うことが認められています(2016年8月現在)。
外国から来たばかりの子供たちの大き公立校ではELL(English Language Learner)クラスが設けられており、英語力が十分でない場合でもある程度の対応が可能です。
公立校の場合、学費は全くかかりませんが、私立校と比べると設備、教員のモチベーションなどの面で大きな差があります。